10月に入り、過ごしやすい気温になってきましたね。
みかんも少しずつ着色してきました。

昨年は秋の気温が下がらず着色が進まなくて苦労しました。
今年も同じことが起きる可能性は充分あります…
対策として石灰硫黄合剤を散布してみたいと思います。
石灰硫黄合剤とはオーガニック栽培でも使用できる環境に優しい農薬です。
この石灰硫黄合剤はアルカリ性の農薬なので散布することで樹体を一旦弱アルカリ性に傾けます。
樹体を弱アルカリ性にすることで酵素の働きが促進され、みかんの着色が良くなる可能性は理論的にあります。
果実の着色は主にフラボノイドやカロテノイドなどの色素の生合成に酵素が関わっており、これらの酵素活性は細胞内のpH環境にも影響されます。
着色具合を考慮して今年の販売開始時期を検討しようと思います。